扇風機は、オモシロい!

扇風機。

実に単純明快な機構と意匠。そして効果。

誰でもわかる。見ただけで。

それが、なにをするための物なのか、と。

 

いま、節電ムーブメント。

にわかに売れだす、扇風機。

店には、四万、五万の商品も。

 

何ゆえ、そんなに高いのか。

 

そこには、人知れぬ夢と希望と浪漫があった。

汗とナミダと笑いがあった。

 

たとえば。

 

あの、ハネのないの。実は東芝が、三十年も前に設計して特許も取ってたんだって。

でも東芝が売らないまま、特許切れ。そこを狙ってたのが、ダイソンなんだって!

 

とか。

 

コアンダエア、って店においてあるけど、コアンダってなにか、知ってる?

アンリ・コアンダ博士は戦前「流体力学の父」って呼ばれてね、いまヒコーキが飛んでるのも彼のおかげなんだって。

故国のルーマニアじゃ、空港の名前にもなってるんだってさ!

その理論を!扇風機に応用したのがアレなんだって!

 

とか。

 

技術の応用っていえば東芝サイエント!あの四万もしやがるのも(四万円だぜ四万円!扇風機が!)、実は潜水艦のスクリューの理論が応用されてるんだって!

 

とか。

 

数え上げればキリがない。

 

夢あるベンチャー企業・バルミューダ社の軌跡についても、語らねばならぬだろう。

DC扇の盛況、デザインコンシャスな扇風機の登場。全て同社なくしては、あり得なかった。

 

また、それを語るならばモリタことユーイングとSHARPの関係にも言及せねばならぬだろう。

昨年急遽SHARPが新製品を投入したときに、モリタの扇風機は市場から消えた。

なぜか。

ナミダ、ナミダの隣人愛か、ナニワの商人魂なのか。

 

 

なんとも奥深く、興味のつきない扇風機の世界!

 

ぜひ、今夏に向けての購入の参考にしていただきたい。

 

裏を知れば、見方も変わる。 

電気屋の店員さんの言うがままに買うのは、もう卒業!

どれでもいいから、ってんで何となく知ってる国産メーカーの買っちゃうのも、もう卒業!

 

扇風機は、実に深遠であり、オモシロい!